元銀行員
民間から公務員に転職してきた人の中で、よくみられるのがもともとは公務員だったという人。別の市町村の役場などで公務員やっていたが、人間関係等含め耐えられなくなり転職してきたが転職先も公務員というケース。
このケースの場合、民間の人が感じる、役人独特の文化とか、なんでこんな無駄なことやらなくちゃいけないのとか、これは税金の無駄でしょ、的な考えで悩むことはない。
次に多いのがもともと銀行で勤務していたという人。
メガバンクもいれば、地銀出身もいます。
ともに給料の大幅ダウンを甘受して、また、激務からの解放を夢見てやってくる人が多いです。そして、地域住民の為の仕事をしたい、会社での業績とかにしばられることなく、地域住民のための仕事がしたいという志をもって転職してきます。
まあ、そのうちの大半は、あまりにも無意味な作業やプロパー職員の役人的思考についていけず、転職前に持っていた清い志は捨て去り、なんも考えずにただ単に業務をこなすだけの人になりますけどね。
ただ、もともと銀行員の方は事務的作業をこなす能力に長けているため、転職して間もないのに希望の部署で仕事できたり、競争率の高い人気の部署で活躍したりする人の割合が多いと思います。
でもやはり残念なのは、役所は民間経験者を採用するときの面接で、散々、民間時代の経験をどうやって役所で活かすかにフォーカスし質問してくるくせに、実際、転職すると、民間時代の経験は一切重宝されず、いかに公務員の文化になじみ、公務員的な思考のもと、公務員的な仕事をすることばかりが望まれます、、、
その辺をもう少し改善できれば、民間採用者の不満がかなり取り除かれるのではないでしょうか。
と、思い、今年採用された民間経験者に話を聞いてみたところ、やっぱり役人的思考への戸惑い、前職の経験が全く活かされないこと、無意味なペーパー業務の多さに辟易していました。。