都内の大企業から地方公務員に転職

東京の某大手企業にて世間的には高給をもらってのサラリーマンをやっていましたが、このまま人生終わっていいの?自分の会社でしか使えないスキルしかないままで定年間際でリストラされたらどうするの?等々、いくつもの不安を抱えていた生活から30半ば過ぎで脱出することを決意。今は某地方にて地方公務員をやっております、もうじき役人人生も10年になります。仕事も楽で定時帰宅できる~♪と思ったうえでの転職でしたが現実は・・・  公務員の非常識なところとか民間ではありえない!と感じたこと、その他日々の経済とか、役人の思いなどを

まるで24時間テレビ

今年も24時間テレビが放映されていました。

 

子どもの頃は24時間テレビは素晴らしい!と完全に信じ込んでいて、武道館に小遣いもって寄付しに行くことも真剣に考えたりしたものです。

 

世界が平和になればいい、愛は地球を救う、と本気で信じていました

 

ところが大人になって実は出演者は莫大なギャラを貰っていること、海外ではこういう番組には超ビッグなスターですらノーギャラで出演していることを知り、あ~騙されていたのか、、とやっと洗脳が解けたものですが、これ、似ているんですよね、今の職場、正確にいうと昔担当していた海外進出に関連する業務。

 

日本は少子化で将来マーケットは縮小する一方だから、海外に打って出るべき、

しかも中国は日本から近く、人口も多く将来性があるから、地元企業の中国進出を後押しするべき、なんてお題目並べて、海外、とくに中国への進出を中心とした物産展などを担当したんですが(当時はとくに中国進出がブームでした)・・・・

 

実態は、役所で中国に留学したことがある、中国の事務所に派遣されたことがある、中国語を話せるというような職員による、なんの根拠もない中国進出に乗り遅れるな理論により、毎年財政担当をだまして獲得した予算を消化するための物産展であることが大半であったようです。

 

また、地元の県会議員や市会議員の中には外務省のチャイナスクールのような媚中派の人間が必ずいて、予算獲得の時期になると彼らは中国での物産展の予算を必ず獲得し次年度も事業を継続するように圧力をかけるために役所を訪問してくるんです。。

 

そういうことを全く知らずに本気で地元企業の中国進出のためにと尽力し、物産展の最中も学生時代に短期留学で身につけた下手くそな初級中国語を駆使し、なんとか中国のお客さんにひとつでも多く地元の品を買ってもらおうと頑張っていたわたし。

 

ところが、頑張って販売しているわたしをしり目に、物産展に一緒にきた部長や県会議員のかたが、毎晩のように女目当てにネオン街に繰り出し、朝方になるとべろんべろんになって帰ってくるのを目撃し、あれ、俺たちは納税者のためにわざわざ中国まできて仕事しているんじゃなかったの?違うの、どうしたの?という疑問がわきはじめました。

 

帰国してからかつてこの中国物産展を担当した諸先輩方に話を聞いてみたところ、実はこの物産展の中国進出、というのは予算獲得のための抗弁であって、実際は、中国が大好きな議員の先生を物産展に招待し(もちろん税金)、現地で中国女性と毎晩遊ぶためにやっていることが主目的だと分かり、相当落ち込んだものでした。

 

真面目に海外進出!を信じて渡航前なんか毎晩のように深夜まで準備に時間かけて一生懸命仕事していたのがホントにバカバカしくなったものです。

 

 

24時間テレビを見ながら、なぜか過去に担当した中国物産展を思い出してしまいました。。